俳優イ・スンジェが大賞の栄誉を抱いた。
11日に放送された「2024 KBS演技大賞」ではイ・スンジェが大賞のトロフィーを胸に抱いた。
イ・スンジェは「長く生きていたらこんな日もある」と口を開いた。後輩たちの祝福の中でステージに立ったイ・スンジェは「私の記憶ではKBSが大韓民国の放送の歴史を始めた年が1961年度12月31日だ」とし、「その後にKBS作品に多く出演できる機会がなかった。いつかは機会が来るだろうといつも準備はしていた。この美しい賞、貴重な賞をいただくことになった」と感想を伝えた。
続けて「この言葉を付け加える理由はこれまで大賞をもらったら歴史的人物(たちが多くもらった。)チェ・スジョン氏は4度もらった。いくらでも重複して与えられる」として「アメリカのキャサリン・ヘプバーンのような女優も30代の時に1度もらい、60以降に3度もらった。私たちならすべて功労賞だったのだろう」と話した。
その一方で「演技を演技として評価するべきであり、人気や他の条件で評価してはならない」とし「この賞は私個人の賞ではない。ご存知のとおり『犬の声』にはソフィーをはじめとする数多くの犬が登場する。その犬たちも一役買った。コジェ(巨済)に行くには4時間半かかるが、20回以上行き来しながら撮影したドラマ」だと共にした人たちに感謝を伝えた。
またイ・スンジェは「感謝したい学生たちがいる。カチョン(嘉泉)大学の碩座教授として13年勤務している。学生たち一人ひとりを指導する。作品を決めて1学期の間練習して期末に発表するのに到底時間が合わなかった」とし、「学生たちに『本当に申し訳ない。私は教授の資格がない』と話した。だが学生たちに「心配しないでください。教えてくださったとおりに私たちが作り上げます」と言われて涙が出た。その学生たちを信じ、私なりに最善を尽くして今日の結果が来たのだと思う」と涙を見せた。
「2024 KBS演技大賞」は先月31日午後7時にKBS2で生放送予定だったが、29日に発生したチェジュ航空旅客機惨事の犠牲者哀悼に賛同するため編成を中止していた。
WOW!Korea提供