歌手イム・ヨンウン効果?...秋夕連休で”トロット音源”の消費が拡大

ことしの秋夕(チュソク:中秋節)は、トロットの熱風がすごい。お茶の間に続き劇場でもイム・ヨンウン、ナムジンの公演が上映されるなど、トロットの強い勢いが続く展望だ。

イム・ヨンウンのスタジアム公演記を込めた映画「LIM YOUNG WOONG IM HERO THE STADIUM」は、先月28日の公開以降16日までで26万8061人の観客を動員し、興行力を見せている。

また、去る4日に公開したドキュメンタリー「オッパ、ナムジン」は歌手ナムジンの音楽人生60年を込めた作品で、あの時代の少女ファンたちに注目されている。

お茶の間ではヨンタクに続きイ・チャンウォンが秋夕の特集ショーでお茶の間の視聴者たちに会う予定だ。以前のように家族たちがテレビの前に、あるいは劇場に三々五々集まりみんな一緒にトロットを楽しむ展望だ。

家族が集まる民族の名節である秋夕の連休の間、音楽プラットフォームでもトロット音源の消費が増えるのか、関心が集まっている。

Genieミュージックによると、秋夕連休のトロットジャンルの音源消費は秋夕該当月の平均トロットジャンル消費よりも多いと集計された。また、2022年の秋夕よりも2023年秋夕連休の時が、トロットジャンルの音楽がより多く消費されていると集計された。

Genieミュージックビックデータ分析によると、去る2年間の9月秋夕連休の間に消費されるトロット音源は、9月平均トロットジャンルの消費の比重よりも高い。家族が一緒に楽しむ民族の名節であるので、全世代が楽しめるトロット音源がより人気を導くと分析された。

2022年秋夕連休には、トロットジャンルの消費比重が2.72%で、秋夕が含まれる9月に平均トロットジャンル消費比重(2.55%)より0.2%高いと集計された。昨年(2023年)秋夕にはトロットジャンル消費比重は3.15%で、該当の9月平均トロットジャンルの消費比重(2.90%)よりも0.3%高かった。ことしはトロットを素材にした様々なコンテンツがテレビと劇場で披露され、トロットジャンル音源がより多く消費されると予測されている。

この流れの中心には、歌手イム・ヨンウンがいる。2020年に放送されたTV朝鮮「ミスタートロット」で眞(ジン)を獲得したイム・ヨンウンは、「もう僕だけを信じて」で2022~2023年秋夕連休のGenieトロットジャンルの日間チャートで1位を獲得した。イム・ヨンウンはまた該当期間中Genie日間チャートTOP200に「愛はいつも逃げていく」、「また会えるかな」など多数の曲をチャートインさせた。

イム・ヨンウンは様々なジャンルが入り乱れる日間チャートに多数の曲をチャートインさせ、若い世代のトロットチャートインの壁を低くし、その結果様々な年齢代がトロットを楽しめる土台を作った。これと同時にイム・ヨンウンはバラード、OSTなどでスペクトラムを広げ、中高年層のトロットファン層も様々なジャンルを経験し楽しめるようにした。イム・ヨンウンをきっかけにチョン・ドンウォン、ソン・テジン、イ・チャンウォン、ヨンタクなど様々なトロット歌手たちが様々な音楽を発表し、トロットの大衆化が叶い、家族が集まる秋夕連休のトロット消費が自然に増えたと観測される。

Genieミュージックの関係者は「このような消費トレンドは、もうトロットが5060世代以上の年配者だけが楽しむジャンルではないということを見せている」とし、「ことしの秋夕でもトロット音楽が家族たちをひとつに、新旧世代を一つにつなぐと期待されている」と伝えた。

 

WOW!Korea提供

2024.09.18