MERS拡散受け…映画「風邪」に再照明…「ありえない内容が現実に起こっているようだ」

MERS拡散受け…映画「風邪」に再照明…「ありえない内容が現実に起こっているようだ」

韓国映画「風邪」(2013年8月15日韓国公開/邦題:FLU 運命の36時間)が2年ぶりに話題となっている。

可能性不足という酷評を受けた「風邪」が突然話題の中心に立ち、各種SNSやブログ等で再照明が当たっている。

最近、韓国内で解散している中東呼吸器症候群(MERS=マーズ)の影響だ。映画「風邪」は公開当時、政府の“ありえない”対処や現実味のないキャラクターために、観客の怒りを誘発したが、最近のMERS状況と合わさり、政府当局の不備な対処などが「風邪」を連想させている。

オンライン上では「風邪」が「呆れた予測型映画」であったとし皮肉られている。ありえないと指摘されていた部分より、現実(MERS)の方が一層恐怖に陥るという意味で「ウップダ(「笑える(ウッキダ)」と「悲しい(スルプダ)」の合成語=「笑わせながらも悲しい」という意味」という反応が続いている。ケーブルの映画チャンネルで放送してほしいという要求まで出ているほどだ。

女優スエ、俳優チャン・ヒョク主演の「風邪」は最悪のウイルスが大韓民国を襲い、政府がこれを防ぐために、ある都市を閉鎖しながら展開される作品だ。呼吸器に感染、感染速度は秒当たり3.4人、致死率100%の類例ない最悪のウイルスを素材にしていた。

WOW!korea提供

2015.06.04