俳優イ・ミンホのあまりの人気に、公安が出動した。広告撮影現場で、制止する公安、隠れる制作陣、見つけるファンの姿が中国に新鮮な衝撃を与えている。
19日、所属事務所によると、18日、イ・ミンホを一目見るため集まった多くの人だかりで、広告撮影が中断されたのはもちろん、準備していた撮影現場を急遽変更する事態になったという。中国の広告関係者は所属事務所に「撮影を中断しなければいけない。今の場所では撮影を行うことができなくなった」と伝えた。
この日から行われたイ・ミンホの世茂グループの広告スケジュールは、中国・廈門での撮影に続き、当日杭州に移動した後、19日のプロモーションまでこなさなければならないため、全ての撮影を日が沈む前に終える必要があった。
このような日程に、特殊な状況が発生した。イ・ミンホと一緒に空港から付いてきたファンと、集まった人たちでごったがいとなり、安全に備え、中国の公安から撮影中止命令が下された。制作陣はファンを避け、近くの別荘やマンションなど、代わりとなる撮影場所を探し、場所を緊急変更。その後、ゲリラ式に行われた広告撮影現場は、特殊作戦を彷彿させた。
所属事務所の関係者は「多くの人だかりで中止命令が下され、緊急会議が開かれた。制作陣の素早い対処と、現場に集まったファンの協力で、無事に撮影を終えることができた」と伝えた。
集まったファンの後記や写真が、中国のSNSを通じて、話題となっている。撮影現場のスタッフは「困惑するような突然の状況でも落ち着いて、余裕のある笑顔を浮かべ、集中力を発揮するイ・ミンホに全員が感動した」とし、「子どもが人だかりの中から走り出してきたとき、みんなが制止しようとしたが、イ・ミンホが真っ先に近づいて手を握ってあげた」と伝えた。
関係者は「イ・ミンホのこのような状況は、初めてではない。数千人が集まった撮影現場に、数百人の警備員が配置されることもあるし、イベント開催のため、1年前から審議を進めたりもする。このように厳しい環境でも、多くの企業がイ・ミンホを求める理由は、“イ・ミンホ効果”を見せているからだと現地メディアは分析している」と伝えた。
イ・ミンホは最近、Miss Aのスジとの熱愛説で話題を集めた。恋愛がイ・ミンホの人気にどのような影響を及ぼすのか関心が寄せられていたが、イ・ミンホの人気は“異常なし”ということだ。最近では、中国を超えアジア全域はもちろん、米国、日本からも出演交渉が相次ぎ、「LG電子」「キョチョンチキン」はもちろん、マレーシアでは「11番街」まで広告領域を拡大、韓国企業の海外進出の足掛かりを作る役割を果たしている。
現在、イ・ミンホは次回作を検討中。