「インタビュー」俳優イ・ジョンソク、“映画「VIP」はスランプ脱出の突破口だった”

2017.09.02

写真提供= YGエンターテイメント

 

Q. 軍入隊を延期した理由は?
イ・ジョンソク:実際に入隊を計画していました。次回作も考えましたが、一度入隊したら映画に迷惑を与えるかと心配で監督に別の人を探してくださいと伝えました。結果的に軍入隊を延期することになりましたが、「VIP」は僕にとって新たなチャレンジでした。数年ぶりの映画でもあり、「あなたが寝ている間に」というドラマの放送も残り少なくなって、このスケジュールをうまくやりこなしたかたです。

Q. 「VIP」で共演したチャン・ドンゴンさんとキム・ミョンミンさんがとても褒めていましたが。
イ・ジョンソク:僕はもともと苦しみながら作品を準備するスタイルです。でも、「VIP」だけは計算したり考えたりしないで臨んだと思います。今回はパク・フンジョン監督と先輩たちに頼りました。撮影はリラックスしてしましたが、実際とても不安でした。「僕がもっとしっかり準備しておかなければいけなかったんじゃないか、うまく表現されなかったらどうしよう」という心配がありました。でも、先輩たちがとても助けてくれたおかげで無事に終えることができました。

Q. 結果を見ると肩の力を抜いたのが良かったという気がしないでしょうか?
イ・ジョンソク:肩の力を抜いたのが良かったと思います。今後も「演技はこうすべきなんだ」という気がしました。実際、「VIP」でそうできたのはパク・フンジョン監督に対する信頼がベースにあったからです。本当に演技を初めてする人のように、「ここで手を挙げますか?挙げませんか?」とか、「どの程度笑ったらいいですか?」といちいち確認しました。

Q. ドラマ「W-君と僕の世界-」まで1年間のブランクがあったようですが。
イ・ジョンソク:その時期にひどいスランプでした。「ドクター異邦人」を撮る当時は、キャラクターの研究を本当にたくさんして全力投入しました。5話まで放送が出てとても褒められて、その後混乱状態になりました。自分自身とキャラクターがとてもぶつかりました。本当に大変でした。撮影の途中でソン・ガンホ先輩が、「演技はとても良い」と応援のメッセージを送ってくださってがんばることができました。そして、「ピノキオ」を撮ったあと1年間休みました。「ピノキオ」の撮影をしなかったら空白期間はもっと長くなったかもしれないと思います。

Q. 今はスランプを克服したのですか?
イ・ジョンソク:まだ完全に克服はしていません。まだ葛藤している部分があります。ですから「VIP」を選択しました。ある面冒険だったし、多少時期が早い感じでもありました。僕にとっては突破口とも言えました。僕とは全く違って共感することもできないので、かえって解消されるのではないかと思いました。今までしてきた作品の中では多少気楽にできた作品だったといえるかもしれません。

Q. どんな俳優になりたいですか?
イ・ジョンソク:俳優が持っているイメージがあり、大衆が好むイメージがあります。僕が持っているものが何であるかを知っているし、人々が僕に何を期待しているかも知っています。僕が持っている物をきるだけ早く多く出し切ってしまいたいです。そうすれば、入ってくるシナリオも減るでしょうし、観客も僕に対する期待が減るでしょう。追い込んで行けば、何か新しいもが出てくるのではないだろうかと思います。小説家も締め切りが決まれば文章が出てくるように、僕も追い込んでいけば新しいものを見つけることができると思っています。見つけることができなければ消えてしまうかもしれませんが、これが今後の計画です。

 

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