「イベントレポ」観客の心を引き込むTRITOPS*の魅力満載の 『BLACK HOLE』が終了

韓国人ボーカルグループTRITOPS*(トゥリトップス)が、2017年5月24日(水)『BLACK HOLE vol.1』に続き、6月26日(月)に『BLACK HOLE vol.2』と題したワンマンライブをSHIBUYA TSUTAYA O-EASTで行った。タイトルの『BLACK HOLE』には、TRITOPS*の魅力に引き込むライブにしたいという思いを込めたという。

5月に行ったVol.1とソロ曲など一部の楽曲を変更して行われたvol.2のライブは、ヒョンムン、イルグン、ウゴンの3人が、ピアノ、ギター、ドラム、ベースのバンドに迎えられスタート。1曲目は、昨年11月に発売しオリコンデイリーチャート1位を獲得したシングル“Paradise”の収録曲で壮大なバラード『Here I am』その後会場が一体になる『Beautiful day』に続いて韓国語で愛しい彼女への思いを歌った『僕の彼女へ』で一気に会場を笑顔に。最初のMCでは、韓国バラード界の重鎮VIBEと共演した『THE BALLAD』ができたのはファンの皆さんのおかげと感謝を述べた後、ひょんな流れからメンバーの二面性について話が及ぶと、ヒョンムンがウゴンは家ではパンツのみだと突如暴露。男だからいいんです外だと捕まっちゃうけど、家だから大丈夫と、ウゴンがすかさず切り替えすなど高いトーク能力と息の合ったところをMCで見せたあとは、ロックナンバー『You can fly』、80‘s風にアレンジされた『禁断症状-バンドver.-』で会場を盛り上げる。


ソロコーナーでヒョンムンが披露したのは、シラフでは言えない男の気持ちを歌ったキム・ドンリョルの『醉中眞談』。ソロ曲を披露する前には恒例のヒョンムンによる楽曲解説があるのだが、今回も長かったと言いながらウゴンが登場。ウゴンは大好きな歌というスキマスイッチの『奏』で会場をうっとりとさせた。続くイルグンは宇多田ヒカルの『First Love』で、美しい高音とアコースティックギターの切ない音色で観客の心をひきつけた。続くラブバラード『会いたくて 会いたくて 会いたくて』を歌い終わると、良い歌だけど高音が大変と話すイルグンに、「でも僕、イルグンさんの高音好きだから」とヒョンムンが言うとまんざらではないイルグンの表情も見えた。ライブの終盤では、恋しい人への叶わない思いに打ちひしがれる男の心情を全編英語歌詞で歌った力強いロックバラードで、7月29日に発売予定の『crawling』をアコーディオンを従え披露。本編最後は韓国デビュー曲でTRITOPS*らしいバラード『アマガエル』で締めくくった。

アンコールの声にこたえて再びステージに戻った3人は、7月29日に発売予定の『crawling』に収録予定の愛する人の帰りを待っている心を歌ったバラード『百日紅(ヒャクジツコウ)』で、会場をTRITOPS*の世界一色に。その後のMCコーナーでは軍隊入隊準備中で韓国にいるユジュンと電話をつなぐなど、ファンへの嬉しいサプライズも忘れない。アンコールラストのファンへの思いがたっぷりつまった名曲『ありがとう -バンドver.-』まで、バラードを中心に様々な魅力を見せたライブとなった。3人体制がスタートしてから2か月がたち、それぞれの個性を生かしながら新たなTRITOPS*を築きつつある彼らの今後にも、ぜひ期待してほしい。(2ページに続く)

2017.06.29