韓国ドラマを見ていると、年配の女性たちがオンドル部屋で食事をしているときに片方の膝を立てて座っています。日本だったら、かならず注意されるでしょう。しかし、韓国ではまったく逆です。どこが違うのでしょうか。 韓服の時代からの伝統 礼儀作法は、国が違うとまったく変わるものなのかもしれません。…
韓国ドラマを韓国語で見ているとわかります……夫婦の間でも妻が年上の夫をオッパー(兄さん)と呼んだりしています。結婚前の癖が抜けないのでしょうが、日本から見れば、ちょっと違和感があります。 恋人同士の呼び方 人間関係や上下関係を厳しく律する儒教思想が社会全体に浸透している影響なのか、韓国…
豊臣秀吉の大陸制覇の野望を早くから察知していた明は、豊臣軍の攻撃を知ってからもしばらく様子をうかがっていたが、ついに援軍を出した。しかし、1592年7月に平壌(ピョンヤン)で豊臣軍を駆逐しようとした明は、逆に敗退を喫した。 碧蹄館の戦い 明は日本の兵力をあなどっていて、武器や兵士の数が…
写真=tvN『トッケビ』公式サイトより 『トッケビ~君がくれた愛しい日々~』は数々の名場面に彩られているが、今回取り上げたいのは、ウンタク(キム・ゴウン)が乗ったバスの事故をキム・シン(コン・ユ)が予見するシーンである。この場面は、『トッケビ』の中でも非常に印象深いものだった。 &nb…
済州港の待合室に置かれたテレビを見る人々 韓国では、空港であれ港であれ、飛行機や船を待っているときにテレビでドラマを見ている人が多い。たとえば、済州港で本土に行く船を待っているとき、待合室に置かれたテレビの前には中年女性が大勢集まって真剣な顔でドラマを見ていた。 朝から深刻なドラマを放…
韓国の結婚式は日本から見ると「異例」です。基本的に招待状は出さず、電話やメール、友人を通しての伝言などで参列者が集まるケースが多いのです。したがって、新郎か新婦の知り合いであれば、誰でも出席できます。ご祝儀もお金で出す人もいますが、プレゼントを渡す人も多く、高価なものなら友人との共同購入でも構いませ…
ソウル中心部にある李舜臣の像 日本が本格的な戦国時代に入ると、日本と朝鮮半島の交流も完全に途絶えてしまった。日本は国内が騒乱状態となって外交どころではなくなったし、朝鮮王朝は太平の世が続いて、感覚的にぬるま湯につかっているも同然だった。あえて面倒な外交に乗り出す気概もなかったと言える。 朝鮮王朝が送…
写真=チ・チャンウクのインスタグラム チ・チャンウクは除隊して新作も決まっているのだが、インタビューに答えた中で「入隊後12キロも太りました。ラーメンや冷凍食品をたくさん食べたためです」と語っている。彼はなぜ軍隊で太ってしまったのか。 PXとは何か 除隊後のインタビューで軍隊時代に12キロも太ったこ…
写真=tvN『トッケビ』公式サイトより 多くのドラマはまるで消耗品のように放送を終えると忘れられる宿命にあるが、コン・ユが主演した『トッケビ~君がくれた愛しい日々~』は、放送から時間が経ってもその輝きを失っていない。これほど余韻が残るドラマは滅多にないほどだった。 変わらない印象 私(康熙奉〔カン・…
地方に住む人々の生活ぶりをよく取り上げるKBSのドキュメンタリー番組『人間劇場』を見ていたら、済州島(チェジュド)の海女(ヘニョ)がたくさん出てきた。みんな、とても元気が良かった。 屋台骨を支える仕事 私(康熙奉〔カン・ヒボン〕)の母は、1918年に済州島の西帰浦(ソギポ)で生まれたのだが、10代の…