1965年の日韓国交正常化。韓国は産業化の時代に入り、ソウルは急速な都市化の時代を迎える。1973年、世界経済を強打したオイルショック。急成長中のソウルは麻痺状態に陥る。 石油は産業化の核心原料になるだけでなく、都市を支えるエネルギー源でもある。ソウルを維持するためには、どうしても大量の石油を溜めて…
第41回 韓国の大学はなぜこんなに演劇関連学科が多いのか 韓国の俳優たちの略歴を見ていると、多くの共通点を見つけることができる。大学の演劇関連学科を卒業している俳優が圧倒的に多いのだ。これは日本の芸能界とは明らかに違う点だ。 俳優をめざす人はまず受験勉強! 俳優という職業に特別な学歴が必要なわけでは…
写真=韓国陸軍公式サイトより 新兵訓練の最後の関門ともいえる「行軍」を無事に終えると、夜に「お疲れさま」の親睦会が開かれ、みんながお菓子とジュースを大いに堪能する。和気あいあいで、とても楽しい会になる。このときほど、同期の存在をありがたく思う瞬間は他にないだろう。 芸能人…
写真=韓国KBS『雲が描いた月明り』公式サイトより パク・ボゴムとキム・ユジョンが主演した『雲が描いた月明り』は、韓国では2016年8月22日から10月18日までKBSで放送された。その初放送から丸3年が経過したが、未だに多くの視聴者を獲得して人気を維持している。 歴史的な背景は? 朝…
鄭銀淑(チョン・ウンスク)著の『美味しい韓国 ほろ酔い紀行』(双葉社発行/700円+税) 「今の韓国を知るのに最適な本はありますか?」と尋ねられたら、迷うことなく『美味しい韓国 ほろ酔い紀行』(著者は鄭銀淑〔チョン・ウンスク〕)を勧める。酒場という限られた場所ではあるが、この本を読むと、今の韓国の人…
企画段階から韓国で話題となっている映画『徐福』。この映画でパク・ボゴムが演じるのは、末永い生命力を持った人類初となるクローン人間の徐福である。その特異な存在に近づくのが国家機関の代理人でコン・ユが扮している。 いよいよ撮影も終盤 映画『徐福』では、複製として作られたクローン人間をめぐって、様々な人間…
写真=韓国陸軍公式サイトより 新兵訓練の5週目に行なわれるのが行軍だ。たとえば、20キログラムのザックを背負って20~30キロメートルを早足で歩くのである。通常の歩行よりも速い時速4・5キロで歩かなければならない。戦時中に前線へ早く駆けつけるという意味でも、素早い歩行が義務付けられている。 とても重…
映画『徐福』でパク・ボゴムが演じる役はクローン人間だ。遺伝子の組み換えによって人造的に作られた複製人間であり、生身の人間とは表情や立ち居振る舞いも微妙に違ってくる。そこが役柄の難しいところだ。 俳優としての力量が問われる 映画『徐福』で人類初の複製人間を演じるということは、パク・ボゴム…
写真=tvN『トッケビ』公式サイトより 『トッケビ~君がくれた愛しい日々~』でコン・ユが扮した主人公のキム・シンは、高麗時代から900年以上も生き続けている人物だった。しかも、胸に剣が刺さったままなのだ。奇怪な設定で一歩間違えるとキワモノ扱いされそうだが、コン・ユの存在感があったからこそ、『トッケビ…
写真=チョン・ユミのインスタグラムより 映画『82年生まれ、キム・ジヨン』では、チョン・ユミが主人公のキム・ジヨンに扮していて、コン・ユは夫のチョン・デヒョンの役を演じている。2人は過去に二度共演した経験がある。 コン・ユの出演場面が増えた コン・ユとチョン・ユミが最初に共演したのは2…