「コラム」思い出のチ・チャンウク!成長途上で見せた最高の笑顔(特別編)

今やトップ俳優の仲間入りを果たしたチ・チャンウク。作品ごとに俳優としての成長を大いに実感させてくれるが、彼は2013年4月に来日したときに、日韓交流史の重要な場所である埼玉・高麗神社を訪れている。そのときの様子を思い出してみよう。

交流イベントにファンと一緒に参加

2009年の『ソル薬局の息子たち』で注目されるようになったチ・チャンウクは、その後に国民的ドラマ『笑って、トンへ』で大ブレイク。さらに、『ペク・ドンス』『僕らのイケメン青果店』『蒼のピアニスト』で大活躍した。
そんな最中の2013年4月に彼は来日して埼玉の高麗神社を訪れ、日韓交流イベントでファンと触れ合った。
よほど感動したとみえて、彼はこう感想を述べていた。
「高麗郷という場所を知ることができ、とてもうれしいです。また、このイベントに僕がゲストとなり、この地を訪問できたことは光栄に思います。ファンの方たちとも触れ合うことができ、本当にうれしいです」
当時のチ・チャンウクは『ペク・ドンス』の主演を終えたばかりだった。
この作品について、彼はこう語った。
「朝鮮王朝最強の武人ペク・ドンスは実存した人物なので、僕がこのペク・ドンスという役をどう表現するかが難しかったです。ですから、実際の人物像をそのまま演じるというよりは、キャラクターを新しく作っていくように努力をしました」

作品こそが俳優を育てる最良の教師だが、チ・チャンウクも『ペク・ドンス』でさらなる成長を見せた。
とはいえ、時代劇だけに難しい面も多かった。
「現代劇と時代劇は素材そのものが違います。時代劇は当時の生活などを想像に任せるしかない部分があるので、そういった点が難しかったと言えます」
そう語るチ・チャンウク。彼にはアクションの下地があった。小学校時代からテコンドー、合気道、水泳などを習い、抜群の運動神経を持っていたのだ。
「アクションは初めてでしたが、本当に学ぶことが多かったです。どうしたらうまく表現できるかということを、この作品を通して考えるようになりました」
こういうコメントを聞いていても、『ペク・ドンス』の主演が彼のキャリアに本当に大きかったことがわかる。
彼は人気上昇で多忙になったが、時間ができるとサッカーを楽しむという。それが、数少ない息抜きなのだが、俳優の仕事があまりに多くなり、大好きなサッカーも心から楽しめなくなったそうだ。

「仕事が忙しいので、それ以外のことに夢中になる時間がなくて寂しいですね(笑)」
こう語っていたのは2013年4月の時点である。
その後のチ・チャンウクの活躍は誰もが知っているとおりで、抜群の人気を誇っている。

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2020.10.18