飲酒運転で交通事故を起こしたあと、運転手をすり替えた疑いで起訴されたラッパーのNO:ELが、1審の執行猶予判決に対して控訴をしなかったため、刑が確定した。NO:ELは未来統合党のチョン・ジェウォン議員の息子だ。
ソウル西部司法は、特定犯罪加重処罰などに関する法律違反、道路交通法違反、犯人逃避、保険詐欺防止特別法違反の疑いで、1審で懲役1年6か月、執行猶予2年の判決を受けていたが、被告側も検察側も控訴をしなかったため、刑が確定したことが明らかになった。
NO:ELは昨年9月7日午前、ソウル麻浦区の道路で酒に酔った状態で約1.4km車を走らせてバイクに追突する事故を起こした。その後、知人Aさんに「自分が運転していた」と警察に虚偽の陳述するよう(Aさんに)依頼した疑いで裁判になった。
NO:ELは、Aさんが事故を起こしたとして虚偽の保険申請をして処理を試みた疑いも受けている。事故当時、NO:ELの血中アルコール濃度は0.128%で、制限速度60kmの道路を118.5kmで運転していたことも分かっている。
1審で裁判所は、NO:ELが大量に飲酒した状態で制限を超える速度で運転をしたこと、犯行を他の人の責任にして、捜査から逃げようとしたことを考慮して、量刑を判断したと発表した。
しかし、被害者の傷害が重くない点、NO:ELが自首した点、被害者が嘆願書を提出した点、保険詐欺が未遂で終わった点を総合して、加害者に多少有利な判決が下された。
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