チェ・ダニエル最新出演作「共謀者」を語る!単独インタビュー!

 

 

2009年、韓国中を震撼させた中国を旅行中の韓国人夫婦の臓器売買事件をモチーフに、臓器密売の実態をリアルに描いたクライムサスペンス映画「共謀者traffickers」。 同作は臓器密売の衝撃的な実態をリアリティーに追求、緻密なストーリーと構成で描き、韓国での公開時には初週1位獲得、累計160万人動員した韓国最高傑作として大きな話題となった。

 

ドラマ「明日に向かってハイキック」「童顔美女」「ファントム」で日本でも人気・知名度共に急上昇中の韓国若手実力派俳優チェ・ダニエルが出演映画のプローモーションの為に来日。

タイトなスケジュールの合間を縫ってインタビューに応じてくれた。

 

トレードマークの眼鏡とオフホワイトのニット、ブラック系のボトムといった装いで登場したチェ・ダニエルの爽やかな笑顔と共に、インタビューがスタートした。

 

映画「共謀者」への出演の決め手はキム・ホンソン監督からのラブレター(手紙)!

(台本と一緒にキム・ホンソン監督から直筆の手紙を貰ったというチェ・ダニエル) 実はそれが一番の理由です。監督からの手紙が無かったら出演しなかったと思います。 (手紙を読んで) こんなに僕の事を理解し、考えてくれていると強く感じたからです。 ここまで思ってくれるのならば、僕の事をむやみにはしないだろうと思い、出演を決めました。

後でわかった話ですが他の出演者にも手紙が入っていたそうです(笑)。

今までのイメージを一新、本作への出演は自身の“俳優”という職業を選んだ理由を再確認させてくれた作品

実は必ずこの作品をやらないといけないということではありませんでした。 俳優として一度はチャレンジしたいジャンルの作品ではありました。 まるで人生のように、ある日誰かと出会い、そして別れることもあれば、その人と結婚することもある。そのように(この作品は)私の人生の中の一部分だと思いました。

実はこの作品を撮って強く感じたことは「より幸せな映画を撮りたい!映画を観るすべての人が幸せになるような作品を撮りたい!」ということでした。 「映画を観る人皆が幸せであって欲しい!」という想いがある意味僕が俳優という職業を選んだ目的でもあります。

俳優チェ・ダニエルとって映画「共謀者」は“ターニングポイント”となった作品?!

それはまだよくわかりません。 “ターニングポイント”になったと感じるには僕の人生はまだ短いのではないかと思います。 僕の人生の中で、勿論過ぎたことでもありますが「昔はこうだった」と決めつけたくないですね。 自分の人生はもう少し柔軟性を持って考えたいですね。

中国行の旅客船で行方不明になった妻を必死に探す夫「サンホ」は他のどんなキャラクターよりも重要な人物だったが役柄に共感できず、精神的に苦労したというチェ・ダニエル

撮影中、肉体的に辛かったことはあまり無かったのですが精神的に非常に厳しかったです。

作品のサンホ役に没入することがとても難しかったですし、全然共感できなかったですね。 また、撮影場所が劣悪な所もありましたし、中国での撮影は撮影時間があまりなかった上に、雪が降ったりと厳しい環境の中で集中して撮影をしなければいけないというストレスで肉体的にも精神的にも大変でした。

チェ・ダニエル“おすすめのシーン”はエンディング!

アクションシーンもそうですがエンディングにも注目して欲しいですね。 そのシーンの中で「善でも悪でもない。愛する人の為にはどんなことでもできる」という僕のセリフがあるんです。その部分も観て欲しいですね。 例えば自分の妻が食べ物がなくて死んでしまうという状況であれば、食べ物を盗んで妻を助けるという行為が悪いことなのか、良いことなのか…。 そういった作品のテーマでもあるので見て欲しいですね。

 

撮影現場のムードメーカーはチェ・ダニエル?

いえ。イム・チャンジョンさんです。僕は年下なので、イム・チャンジョンさんが盛り上げてくれるのを僕は静かに見守ってました(笑)。僕がやらなくてもイム・チャンジョンさんが色々やって、撮影現場を楽しませてくれるので僕は楽でした(笑)。

 

次回作はSFスリラー映画、時代劇の出演は未定

以前から撮影していたしたタイムマシーンが登場するSFスリラー映画『AM 11:00』(2013年韓国公開予定)が韓国で公開されると思います。 (韓国の時代劇ドラマ出演は)今は時代劇の予定はないですね。でも個人的には日本の時代劇に出たいですね。 『るろうに剣心』という日本の漫画が大好きなので、ゆたか?(浴衣です)着物?を着て、刀を持った侍役をやりたいです(笑)。

『SAMURAI DEEPER KYO』(サムライ ディーパー キョウ)という漫画のキャラクターも演じたいです! ワンピースも大好きなので、そういった漫画のドラマに出たいですね(笑)。 短時間のインタビューではあったが、終始笑顔で答えてくれたチェ・ダニエル。

その真面目で真摯な態度は27歳という彼の実年齢を忘れてしまうほど落ち着いていた。 しかし、大好きだという日本の漫画の話になるとまるで少年のように目をキラキラと輝かせ、やや興奮気味に話すチェ・ダ

2013.05.23