「取材レポ」FTISLAND、CNBLUE、TEAM Hら韓国勢7チームも参加!「サマソニ2013」に26万人が大集結!

東京の1日券、2日券が史上最速のスピードで完売したという記録を作った、国内最大級を誇る都市型音楽フェスティバル「SUMMER SONIC(サマーソニック)2013」(以下、サマソニ)が 8月10日(土)11日(日)に東京、大阪の2ヵ所で同時開催された。今や夏定番の「サマソニ」は、国内外のBIGアーティストや新進気鋭のアーティストが勢ぞろいし、ロックを中心にR&Bやヒップホップ、ラウドからインディーまで、あらゆる音楽ジャンルが集結。

 

 

多くのファンを魅了した今年のサマソニは、9日のレインボーステージに初音ミクをはじめ、Perfumeなど3会場15組が参加して前夜祭を盛り上げた。翌日からは、サマソニ’06でモニター画面に故クリフ・バートンの遺影を映しての参加以来、7年振りのMETALLICAをはじめ、3度目のLINKIN PARK、マリンステージのWヘッドライナーとして、初参加のMr.Childrenとイギリスの人気ロックバンドMUSE。

 

さらに、ももいろクローバーZといったサマソニならではの豪華アーティストのラインナップに加え、18時30分からレインボーステージでのCNBLUEを皮切りに、韓国勢は今年7チームが参戦した。台湾からも世界に通用する実力のMATZKAが一昨年より大きなビーチステージで 原住民の伝統音楽を披露するなど、6組が出演した。

 

日本進出後サマソニ2013に、初上陸した人気の4ピースバンドCNBLUEはクリエイターとしての実力も認められている。

 

ギター&ボーカルのヨンファが「summer sonic」と叫びステージはスタート。

 

「2009年一般客として来ていたサマソニに、出演できて感無量です。ここでは、英語も日本語も韓国語もありません!YOU and ME!(きみたちとぼく!)JUST MUSIC !(音楽だけ)、みなさんも夢を持ってください!夢は必ず来る」と熱いメッセージを伝えた。

 

また、ジョンヒョンは「みなさんがサマーソニックの沢山のステージの中で僕らのステージを選んでくれてありがとうございます!
僕らは約束します。今日ここで僕たちの全てのエナジーを出し切ります!一緒にいいライブを作りましょう!」とメッセージを発信。

 

熱気が熱気を呼ぶ盛り上がりで「Where You Are」 で始まったステージは、全7曲の最後を「Lady」で 飾り、ヨンファが「Music makes me high !」と締めくくり、手を上にあげたキメポーズと投げキッスで終了。

 

 

 

CNBLUEからバトンを受けたレインボーステージのヘッドライナーは、同じ所属事務所で兄弟バンドのFTISLAND。

 

2010年大阪会場以来、3年ぶり2度目の出演。

 

アジアで圧倒的な人気を誇る5人組バンドが繰り広げる、エネルギッシュなパフォーマンスで会場のノリはすでにMAXに。

 

イ・ホンギはファンの心も体もどんどん掴んでいく、タオルが回る、ジャンプで揺れる。

 

高揚しているファンに突然「僕のズボン破けた!このまま続けてもいいか?」と、観客に答えを求めるイ・ホンギ。

 

そんなとてつもないアクシデントも一つのパフォーマンスに変えてしまうイ・ホンギの凄さを見た!

 

途切れることがなくタオルを回してジャンプ、観客も一緒にジャンプ!

FTISLANDの5人のハートは、さらに一体感あふれるステージ展開を繰り広げ、会場のボルテージも最高潮に達した。

 

また「バレ」では韓国語を1つ教えてあげると観客たちと熱くやり取りし全6曲を披露。FTISLANDの圧巻のステージを見せつけた。

 

翌11日の大阪のフラワーステージでもヘッドライナーを飾って、会場の観客から大声援を受け、完全燃焼!

 

 

10日(土)深夜11時をまわり、昨年に引き続いて2度目の参加となったTEAM Hは、レインボーステージに登場した。

 

 

TEAM Hは、チャン・グンソクがDJ BIG BROTHERとタッグを組んで、俳優“アジアのプリンス”チャン・グンソクではなく、“カリスマ”ロック歌手としてパワフルなステージを展開。

 

音楽プロデューサー小室哲哉がスペシャル・ライヴ・セットで登場する前枠で、同じステージに立ち、歌い続け、踊り続け、クラブさながらの熱狂的なステージでファンを魅了していく。

 

エアギターのパフォーマンスを幾度も見せるチャン・グンソクと会場の観客も一緒に踊り続ける。

 

また、華麗に踊るチャン・グンソクとBIG BROTHERの力強さとのタッグがミッドナイトを一気に飲み込んだ。

 

単なるパワーだけではないプロフェッショナルな舞台は、ファンでなくても認めるところだ。

 

 

 TEAM H                         GlenCheck

 

そしてここ数年、目を見張る活動ぶりをそのままぶつけた小室哲哉のステージの後に登場したのは、昨年のアイランドステージから今年はミッドナイトステージへとパワーアップしたGlenCheck。

 

韓国でも天才ミュージシャンと称賛を浴びるエレクトロユニット。異国的かつモダン、そして基本的パターンに多様なジャンルをミックスさせ、無限大の可能性を見せてくれる。そんな彼らのきらめくサウンドと、中毒性の高いビートが放つ“魔性”のエレクトロニック・ポップが観客を魅了し、迫力のステージで深夜のサマソニをさらに盛り上げた。

 

翌11日の13時45分には今年からチャン・グンソクのバックバンドに抜擢されツアーにも同行しているガレージロックの実力派バンドEASTERN SIDEKICKが、大幅リニューアルされたアイランドステージに登場。

 

2010年に韓国でデビューしたEASTERN SIDEKICKは東洋的サウンドを加味し、荒々しいボーカルワークが特徴の5ピースバンド。

各自モデル並のルックスからファッション雑誌やCM等へも登場。

炎天下の会場はステージも燃えて、観客も燃え尽きた!

 

 

 

同じステージで韓国内唯一無二のピアノロックバンドとして認められた、ポップス・パンクバンドDICKPUNKSのステージが15時45分にスタート。

昨年Mnetのオーディション番組「スーパースターK4」に出演して準優勝を手中に収めたとき、経験の長さと優れた音楽性、そして毎回新鮮な編曲による演奏を見せて絶賛されたグループ。その安定した水準の高い実力が、会場に新たな風を吹き込み、観客も酔いしれた。

 

 

韓国勢の中でこの9月に日本デビューが決まり、今回が初来日となる10cmが17時45分にアイランドステージに登場。「暑いです。いや、暑いDETH」といい直すなど、冗談交じりで笑いを誘い、雰囲気を和らげた。

 

10cmはクォン・ジョンヨル(Vo, Djembe)とユン・チョルジョン(G, Cho)からなるユニットで、2010年に韓国デビューした。

 

 

2011年発売の1stアルバム「1.0」は韓国のチャートで1位を記録。同年に「韓国大衆音楽賞」で最優秀ポップアルバム賞を受賞。ボサノバ風のコード進行をエッセンスに軽やかな心地良さで“サマソニの清涼剤”に。

 

韓国で大ヒットした彼らの代表曲「アメリカーノ」をはじめ、語りかけるように、沈みかける夕陽をバックに歌い上げた。

 

 

 

日本勢も負けてはいない。17時10分からはマリンステージにミスチル登場!4万人を動員!

 

12曲のラストは「innocent world」で。Metallicaは、大阪・マリンステージにて「Hit the Lights」でスタート、「Seek & Destroy」まで全21曲の圧巻のステージを披露した。

 

期間中、東京会場は総勢30組のお笑い芸人などによるサイドショーや、東京・大阪両会場ともに多国籍フードエリアなどで多彩に観客を充実サポート。

 

リアルタイムのミュージックシーンが一堂に会して、アーティストとオーディエンスによって繰り広げられた2013年、夏の大スペクタクルに東京、大阪26万人が酔いしれ、サマソニは激しく、熱く、エキサイティングにピリオドを打った。

 

取材:Korepo(KOREAREPORT INC)

2013.08.10