「コラム」連載 康熙奉(カン・ヒボン)のオンジェナ韓流Vol.20「修学旅行生で賑わう新大久保」

新大久保の街角で、ゴールデンウィークが終わってから急に増えてきたのが修学旅行生たちの姿である。同じ制服を着た5人前後のグループが大久保通りを歩いている光景が目立っている。なんとも微笑ましい。

テレビやネットの効果

東京に修学旅行に来た学生たちが出掛ける場所といえば、なんといっても原宿の竹下通りが一番だろう。この通りが、地方から上京してきた10代の学生たちで賑わうのはいつもながらの光景だ。
しかし、最近になって新大久保駅の周辺でも、制服を着た修学旅行生のグループが多くなってきた。よく見ると、そのグループには女性だけでなく男性も加わっていて、みんなで仲良く大久保通りの各ショップを見てまわっている。
なぜ、10代の修学旅行生たちを新大久保が引きつけているのか。まずは、K-POPの人気が大きい。
防弾少年団やTWICEなどがあれだけ大きく報道されれば、それに関連したグッズを求めてやってくるのは当然かもしれない。
さらには、アリランホットドックの存在も見逃せない。テレビでも盛んに紹介されているし、ユーチューブを見ればアリランホットドックの体験映像がズラリとアップされている。
テレビやネットを通じて、これだけ情報が拡散していけば、好奇心が旺盛な10代ならば「ぜひ行ってみたい」と思うのも当然だろう。
(2ページにつづく)

2018.05.25