「コラム」連載 康熙奉(カン・ヒボン)のオンジェナ韓流Vol.14「兵役の各師団への配属方法」



2018.04.07

写真=韓国陸軍公式サイトより

韓流スターが入隊したというニュースが継続して伝えられているが、5週間の新兵訓練が行なわれる場所には主に2通りがある。1つは韓国中部の論山(ノンサン)にある陸軍訓練所であり、もう1つは各師団にある新兵教育隊である。気になるのが訓練終了後の配属先。それは、どのように決まるのだろうか。

新兵訓練後の配属先

現在の兵役期間は、陸軍の場合で21カ月である。
陸軍で兵役を始めると、最初に5週間の新兵訓練を受ける。この訓練時に軍人としての心構えを身につけ、さらに射撃や行軍といった技術的な軍務を学んでいく。
こうした新兵訓練は、兵役の中で精神的にも肉体的にも一番厳しい期間であり、これを乗り越えることによって、その後の兵役を全うする自信も芽生える。それだけ5週間の新兵訓練は重要なのだ。
その新兵訓練を行なう場所は、前述したように論山にある陸軍訓練所と各師団の新兵教育隊だ。陸軍訓練所は1つしかないが、各師団の新兵教育隊は20カ所余りに設けられている。
その違いは何だろうか。
顕著なのは、新兵訓練が終わった後の配属先である。
たとえば、陸軍訓練所は新兵訓練だけを目的とした施設なので、ここで新兵訓練を終えると、速やかに兵役中の軍務を行なう各師団に移っていく。

 

同じ師団で軍務を続ける

陸軍訓練所で新兵訓練を行なうと、基本的にはコンピュータによって自動的にその後の配属先が決まる仕組みになっている。
これは、特権階級の息子たちが意図的に配属先を優遇された過去の悪弊があり、それを防ぐための措置である。
ただし、特技があってそれを生かせる場合には、相応の師団に配属されることも可能である。
一方、各師団の新兵教育隊に入った場合には、新兵訓練が終わった後もそのまま同じ師団に配属されるケースがとても多い。
ここでも、特技があればそれを生かせる師団に回されることもあるが、普通は新兵教育隊と同じ師団に配属されることが多い。特に前線にある師団の場合がそうだ。
こうした師団では新兵訓練の段階から目的に応じた訓練を行ない、そのまま新兵を所属させるのである。
このように、論山の陸軍訓練所と各師団の新兵教育隊に入った場合には、配属される師団が変わってくる。そのことを理解しておけば、あこがれのスターがどの場所で新兵訓練を行なうかによって配属先がある程度は推測できる。

文=康 熙奉(カン ヒボン)