「コラム」イ・ジュンギが『麗<レイ>』で演じた光宗(クァンジョン)に魅せられる!

『麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~』は韓国で2016年の8月からSBSで放送された。当初は視聴率が苦戦したが、全20話の最終回は約11%という数字をあげた。終盤に向かって盛り上がったことで、ドラマそのものの評価も良好だった。

 

形が決められていない表現
『麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~』は日本で2017年から地上波やBSで放送されるようになり、現在でも繰り返しオンエアされている。また、レンタルDVDでも2017年の大手の統計では韓国ドラマのベスト3に入るほどの人気だった。
主演のイ・ジュンギ、共演のイケメン俳優たち……彼らの魅力がドラマを大いに牽引したことは間違いない。
特に、イジュンギという俳優は時代劇がよく合う。そのことは本人もはっきりと言っている。

「自分には時代劇のほうが合っていると思います。個人的にも、時代劇が好きです。表現の違いも大きいですね。現代劇は生活の中の細やかな演技を表現する面白さがあり、時代劇では形が決められていない表現を想像して演じていく楽しみがあります」
イ・ジュンギのこの発言の中で、特に「時代劇では形が決められていない表現を想像して演じていく」という言葉が印象的だ。
つまり、イ・ジュンギは想像の世界に自分を入り込ませて奔放な主人公を作り出しているということだ。なにごとも徹底して全力を尽くす彼のことだから、役づくりの苦労は絶えない。しかし、天性の俳優魂を持ったイ・ジュンギは常にチャレンジ精神で新しい人物像を作ってきた。
それは、『麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~』でも同様だった。(ページ2に続く)

2018.02.05