「コラム」連載「康煕奉(カン・ヒボン)のオンジェナ韓流」Vol4韓国ドラマに多い車中シーンでは「よそ見」をしないで!

2018.01.13

車中のシーンをどう撮るのか
それでなくても、韓国は交通事故が多いお国柄である。運転者には、よそ見しないでちゃんと前を向いていてもらいたい。
これが日本のドラマだったら、よそ見をしないで、運転している登場人物はしっかりと前を見ながら話をしているだろう。
しかし、韓国ドラマでは、ずっと前を向いているだけだと「画面に変化がない」と思うのか、とにかくチラチラ助手席を見て話をしている。
チラチラなら良いのだが、怒ったときはマジで助手席を向いて怒鳴りあったりしている。
その間にクルマはどれくらい前に進んでしまっているのか。
こんな運転をしていたら、危なっかしくてしょうがない。しかし、韓国ドラマではそこまで気を回さない。「所詮はドラマなんだから、よそ見をしてもケンチャナヨ」というわけで、堂々とよそ見の連発だ。ドラマとはいえ、見ているほうはヒヤヒヤだ。

こうした車中のシーンはどのように撮影されているのだろうか。
実際は、車を大きな荷台に乗せて、それを前のトレーラーが引っ張って運転するという例が多い。これなら車中のシーンを撮りやすいし、そういう撮影中の車をソウルでよく見かける。こんな便利な方法があるので、さらに車中のシーンが数多く撮影されるのかもしれない。
それにしても、絶対にお願いがある。
「運転している登場人物は、よそ見をしないで前をしっかり向いてください」
それでこそ、安心してドラマを見られる。

文=康 熙奉(カン ヒボン)