「コラム」やさしく覚える初級ハングル/第1回/読み方

2017.10.28

韓国ドラマに興味を持っていざ韓国語の勉強を始めたけど、やっぱり続かなかったというケースがあまりに多いだろう。学校での勉強のように、一から順序立ててやりすぎると、途中で難しいところにぶちあたって挫折してしまう。そうではなくて、興味が持てることをやさしく学んでいくほうが長続きする。今度はそんなつもりでハングル講座を始めてみよう。講師はハン教授とグル助手。2人の会話を通してハングルを学んでいく。

日韓で同じ発音の漢字が多い

ハン教授「素朴な疑問だけど、韓国語って難しいのかな」
グル助手「発音は多少難しい部分があると思います。子音に関しては、平音・激音・濃音の3種類があったり……」
ハン「そうやって、いきなり激音とか出てくると難しくなってしまう。でも、日本人にとって韓国語で難しいのは、やっぱり発音だよね。日本語の発音はすべて母音で終わるけど、韓国語は母音で終わるものもあれば子音で終わるものもある。だから、日本人は母音で終わる発音は簡単にできるけど、子音で終わる発音で苦労する」
グル「감사합니다(カムサハムニダ)とか、김치(キムチ)とか、すべて母音で終わらせて発音してますね」


ハン「韓国語の子音で終わるところをちゃんと発音すれば非常に現地音に近くなるし、相手に意思を伝えやすくなる。けれど、それを言いだしたらキリがないから、まずは、おかしな発音でもいいということにしよう」
グル「そのいい加減さがいいですね(笑)」
ハン「ありがとう(笑)。とにかく、日本人が韓国語を学ぶうえで、簡単なところはいっぱいある。それは、似たような発音の単語が多いということ。たとえば、日本語の『無理』は韓国語でも『ムリ』(무리)と発音する。なぜ同じかというと、韓国語の7割~8割は漢字の言葉が基になっているから。そもそも、漢字は中国から朝鮮半島を経由して日本に伝わってきたものであり、日本語の音読みは朝鮮半島の影響が強いんだ。そのことをまず頭に入れておこう」
グル「それから、日本人にとって韓国語が理解しやすいのは、語順が同じということ。これはありがたい。英語や中国語だと日本語と語順が違うから、頭の中で語順を変えてから喋らなければいけないので、とても大変です。でも、韓国語に関しては語順が同じなので、そのまま自分が思ったとおりのことを言えばいい」
ハン「それに、助詞の使い方も大体似ている。要するに、語順が同じで助詞があるという点が日本語と韓国語は共通しているから、日本人が韓国語を覚えるのは圧倒的に有利。さらに強調したいのは、韓国語は1つの漢字に読み方が1つしかないということ。これはもう決定的に有利なことだ」(ページ2に続く)