「コラム」少女時代の問題は韓国の何を物語っているか

2017.10.11

かつての少女時代は9人で活動していたのだが……

 

人気ガールズグループの少女時代はジェシカが脱退したあと8人で活動していたが、今度はティファニー、スヨン、ソヒョンが所属事務所と再契約を結ばなかった。これからの少女時代は、5人で続けていくことになるようだ。

 

韓国ドラマのように

アイドルとしての年齢的なことやソロ活動が多いことなど、人数が多いグループの場合は長く継続していくことが難しい問題がいくつも存在する。
それでも、お互いに利害を一致させて長く続けていく例もある。日本のジャニーズ系にはそういうグループが多いのだが(SMAPは残念なことになったが……)、韓国の場合は事情が異なる。積み重なっていく「小異」が「大同」になること(つまりは大同小異)が少ないからだ。

そこには、韓国的な分裂の構造がある。そのことを考えてみたい。
韓国社会を一言で言えば「序列社会」である。

それぞれの人が自分の身分をわきまえながら、社会の序列を保っている。
しかし、それは序列が明確になっている場合だ。その一方で、序列があいまいな部分では数多くの「対立」が起こっている。
たとえば、韓国ドラマをよく見ていると、主人公の男女、親子あるいは親戚同士、姑と嫁、友人同士、会社の同僚などが常に小さな対立を起こしている。それは、人数が多いグループも同じだろう。(ページ2に続く)