「コラム」「韓流スターと兵役」第3回/入門講座第 軍隊生活のポイント

 

除隊しても兵役は終わらない

ヒョンビンもこう言っていました。

「今までマネージャーに何でもやってもらいましたが、たった1人になってから、いろんなことを自分でやるようになって成長しました」

兵役を肯定的に捉えれば、軍隊で自分を一回見つめ直して、キャリアの転換をはかるのもいいと思います。

なお、除隊をしても兵役が終わったわけではありません。韓国は北朝鮮と激しく対峙しているので、いつ戦闘が始まるかわからないからです。それで、せっかく軍隊で覚えた銃の撃ち方などを錆びつかせてはいけないということで、除隊してから4年間は動員訓練を行ないます。1年間に28時間、2泊3日の合宿みたいにして銃の撃ち方などを復習するのです。

それが終わると2年間の郷防訓練がありまして、時間が20時間に減ります。

その後は民防衛訓練が40歳まで続きます。この民防衛訓練は、「集まれ」と言われたときに、すぐ集まってこられるかをチェックする訓練です。

そして、40歳になると兵役は完全に終わります。逆にいえば、40歳までは軍に籍があるわけです。たとえ除隊したとしても、軍隊で経験したことをペラペラ話すわけにはいかないのです。

(次回に続く)

文=康 熙奉(カン ヒボン)

コラム提供:ヨブルhttp://yoble.jp/

 

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2017.09.13