「合同インタビュー」カン・ドンウォン、映画「隠された時間」でピュアな感性演技を披露! 自身の少年時代、そしてまだ残っている少年っぽさとは?

-劇中、時間が止まっている間に伸びていた髪を元の世界に戻ってから切っていましたが、そのヘアスタイルがお似合いで、少年の雰囲気もあり、とてもステキでした。監督たちと相談して決めたんでしょうか?
切った後のヘアスタイルは、少年時代のソンミンに最大限近づけようということで、監督のほうから、これくらいの長さにしよう、という話がありました。そして、髪が長いときは、ホームレスのような雰囲気にしようと。なので、これも見逃しがちだと思いますが、スリンの想像の中で、ソンミンが着ている服は、少年時代に着ていたものと同じ服なんです。たぶん皆さん気が付かないと思いますが。


-オム・テファ監督は、ソンミン役として、大人でありながら少年のような俳優は誰かを考えたとき、真っ先にカン・ドンウォンさんが浮かんでオファーしたということですが、ご自身を客観的に見たとき、自分の中に少年っぽさが残っているとしたら、どんな部分だと思いますか?
20代もそうだったし、いまも変わらずそうなんですが、子供時代に学んできた正義、常識というものは、同じように持ち続けているので、そういうものではないかと思います。例えば、子供の頃に好きだった遊びとかは、いまは趣味嗜好が変わってしまったので、全く…。昔はサッカーが大好きだったに、いまは野球が好きでよく見ていたりするし。いま30代半ばですけど、特に20代の頃と比べると、だいぶ変わったなと感じます。30代に入ってから、ターニングポイントがあったように思います。自分でも、大人になろうとしているんだなと感じます。
-ターニングポイントというのは作品ですか?
映画「群盗」を撮ってから、変わったと思います。この作品では、監督や制作スタッフさんが同年代だったので、刺激や影響を受けました。
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2017.08.11