「コラム」韓流スターが自ら代表作を熱く語る3「ヒョンビン編」

2017.04.15

新しい正祖を演じたい

ヒョンビンはハ・ジウォンと共演したドラマ『シークレット・ガーデン』でも大人気を博した。
その後に兵役で海兵隊に入った。
海兵隊は韓国の軍隊の中でも「男の中の男」と言われるほど訓練が厳しい。ヒョンビンはそれを乗り切り、たくましいイメージを加えて芸能界に復帰した。
そして、選んだのが映画『王の涙 イ・サンの決断』(2014年)であった。
「私が作品を選ぶ基準は1つだけです。それはシナリオ次第ということです。シナリオの他には何も見ないですね」

こう語るほど、ヒョンビンはこの映画のシナリオに惚れ込んだ。それだけに、主演が決まったあとの意気込みも凄まじかった。
『王の涙 イ・サンの決断』は朝鮮王朝の22代王・正祖(チョンジョ)を描いている。ヒョンビンは、朝鮮王朝の正式な歴史書『朝鮮王朝実録』に出てくる正祖の記述をとても詳しく読み込んだ。そのうえで、「あえて、正祖を描いた他の作品を見ようとしませんでした」と語った。
つまり、自分なりに新しい正祖を演じたいと意欲をみなぎらせたのだ。(3ページに続く)