イ・ヨンエ&ソン・スンホン、朝鮮時代の花咲くプラトニックラブ

高尚だ。お互いの心と心は繋がっているが絶対に境界線を越えない。2年ぶりに再会したイ・ヨンエとソン・スンホンの話だ。
今月30日の午後に放送されたSBS「師任堂、色の日記」では、イ・ギョム(ソン・スンホン)が夫であるイ・ウォンス(ユン・ダフン)に裏切られた師任堂(イ・ヨンエ)を慰める姿が描かれた。
ウォンスは高尚で美しい師任堂より気楽で自身を持ち上げてくれる居酒屋のクォン(キム・ミニ)を選んだ。ウォンスは師任堂に「夫として尊敬するのではなく、一度でも私を胸の中から熱く愛したことがあるのか」と尋ね、師任堂は答えることができなかった。ウォンスも師任堂を裏切りはしたが、一生愛されることが出来なかったかわいそうな男だった。
師任堂もやはり夫に裏切られて傷ついた。何より自身の過去の傷が込められた絵を持ち出し、売ったとのことに大きな衝撃を受けた。師任堂がどんな気持ちで絵を描くのかを知っているイ・ギョムは絵を全部買い取った。そして師任堂を慰める手紙と絵を残した。


師任堂とイ・ギョムは徹底して精神的な愛を続けてきた。師任堂もやはりイ・ギョムに大切な絵を取り戻してくださりありがとうという挨拶を伝えなかった。ただ一人で静かに涙を流しただけだ。
今後も二人の愛は美しいプラトニックラブに描かれるものと見られる。師任堂も夫に裏切られて独りで過ごすことになった。だが、イ・ギョムは今まで一生そうしたように、変わりなく師任堂のそばで見守るだけだと見られる。
師任堂とイ・ギョムの切ない愛の結末がどのように続くのか。師任堂の前にまた再び登場したフィウム堂(オ・ユナ)はどんな葛藤を呼び起こすのか。新しい人物が登場してどんな興味深い展開が続くのか気がかりだ。

2017.03.31