「個別インタビュー」ユ・スンホ&EXOシウミン共演「キム・ソンダル 大河を売った詐欺師たち」、パク・デミン監督が明かすキャスティング&撮影秘話!

Q.映画初出演となるシウミンさんの演技はどうでしたか?
キョンが見せなければいけない魅力をしっかり見せていたと思います。もちろん、演技力という部分では、まだ足りないところもあると思うんですけど、本作においては詐欺師チームの中で、末っ子の愛らしい存在というものを望んでいました。その愛らしさは、訓練して出せるものではないと思うんですね。本人がもともと持っているものをいかに出せるかだと思うので、シウミンさんの場合、それを自分の中から、上手く引き出して表現してくれたんじゃないかと思います。

愛らしさだけでなく、シーンによっては、感情を上手く表現しなくてはいけない難しいシーンもありましたが、それもしっかりと演じていました。本人が努力した結果だと思うので、とても満足しています。
ただ、普段アイドルとして活動しているので、ついアイドルのクセで、目がカメラを探してしまうんですね。演技をしながら、知らず知らずのうちにカメラ目線になってしまって、NGを出すということが何度かありました(笑)。

Q.大河を売って大金を手にするエピソードが主となるだけに、韓国中の河をロケハンして、撮影地を決められたそうですが、撮影で大変だったことなどはありますか?
映画の中で、たくさんの場所が登場するので、移動だけでも大変でした(笑)。特に、最後に登場する河は、堤防でせき止めているので、干上がっているんですが、ロケハンして決めていた場所を急きょ変更することになり、大変でした。というのも、撮影は全体の後半に予定していて、降水量も定期的にチェックし、準備が進んでいたんですが、撮影の1週間前、急に大量の雨が降ってしまい、撮影に適した河ではなくなってしまったんです。それで、代わりの河を見つけることになり、1週間後の撮影に間に合うよう、合間を縫って、スタッフとあちこち探し回って、やっと見つけたんです。もし、探せていなかったら、予定していた撮影期間に撮れず、大変なことになっていたと思います。自然現象までは、想定できないことなので、ちょっとヒヤヒヤしましたね(笑)。

Q.そのスケール感あふれる河のシーンもそうですし、臨場感あふれるスピーディーな追撃シーンなど、印象的な場面がいくつも登場しますが、監督自身が気に入っているシーンはありますか?
僕も追撃シーンは楽しく撮影できたし、後で見ても、楽しめるシーンでした。撮影自体大変だった分、楽しいシーンになったと思います。あとは、詐欺師チーム4人が一緒に登場する場面が何度か出てくるんですが、中でも、キョンを他の3人が家の前で見送るシーンは、本当の家族のような感じがして、心が温かくなると思います。

それから、後半でユ・スンホさんと悪役を演じたチョ・ジェヒョンさんが張り詰めた空気の中、お酒を飲むシーンがあるんですが、チョ・ジェヒョンさんは怒鳴らなくても、顔の表情、目つきだけで十分に怖さを感じさせるカリスマ性を持ち併せています。そのとき、役に入り込んで、特に目力がすごかったんですが、ご自分でも涙がスーッと流れているのに気付かないぐらい、集中して演じられていたんです。その姿を見て、本当にすごいなと思いました。そんなすごいチョ・ジェヒョンさんに、ユ・スンホさんも全く引けを取らず、その緊迫感のあるシーンを演じてくれたので、印象深いシーンになりました。

Q.日本の観客にはどういうところに注目して見てほしいですか? 最後にメッセージをお願いします。
まずは、主人公を演じるユ・スンホさんが、さまざまな姿に変身する様子を楽しめると思います。また、時代背景が朝鮮時代なので、華やかな衣装なども楽しんでいただけるし、後半に進むにつれ、娯楽性も高くなり、追撃シーンなどもあるスケール感あふれる作品に仕上がっています。約2時間、あれこれ考えることなく、思いきり楽しめると思いますので、ぜひたくさんの方に見てほしいです。(4ページに続く)

2017.01.10