風水地理と四柱八字

風水地理は、土地が持つ気運を重んじる民間信仰だ。世界中に存在するものにはすべて「気」があると考え、その「気」が最も強い土地を生かすという考え方が根底にある。
その結果、「気」があふれる場所に家を建てたり、墓を作ったりする。
この風水地理で理想とされるのは、「北側に山がそびえ、東西に丘があり、南側に川が流れる」という平地だ。

現在のソウルは、朝鮮王朝が建国（１３９２年）した当初、朝鮮半島で最も「気」があふれる場所として首都に選ばれている。いわば、風水で選ばれた適地なのだ。
現在でも、風水地理の考え方を重んじる人が韓国には多くいて、たとえば成功を祈願するときに先祖の墓を移して「気」を変えようとする場合もある。
次は、四柱八字。
これは、人の一生というものは生年月日と出生時刻によって決められているという考え方だ。
この占いも生活に深く浸透していて、人生の転機を迎えると、多くの人が占い師に四柱八字を見てもらって、その後の生き方に取り入れている。

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