「インタビュー」俳優兼歌手ソ・イングク、"オーディショスターのドラマチックな成功?失敗がもっと多かったです"

서인국 인터뷰

俳優ソ・イングクは、Mnetの「SUPER STAR Kシーズン1」で人生が変わった。現在までのオーディションプログラムの優勝者の中で一番順調な歩みを見せているし、歌手ではなく俳優としても大きく認められている。2012年のドラマ「ラブレイン」で俳優活動を始めた後、ソ・イングクは今まで一気に飛躍してきた。ドラマ「応答せよ 1997」、「主君の太陽」、「高校世渡り王」、「君を憶えてる」、そして最近終映した「38師機動隊」と「ショッピング王ルイ」まで、自信を持って挙げることができる代表作の数も相当になる。ソ・イングクは、そんな自身の過去を「ドラマチックな変化」とは表現しなかった。

「たくさんの方々が、僕がドラマチックに成長した歌手、あるいは俳優だとおっしゃったりしますが、『SUPER STAR K』以前にもオーディションをたくさん受けたけど落ちたという失敗の記憶があります。そして、優勝者になって歌手になりましたが、思ったほどにステージに立つチャンスも多くはありませんでした。たくさんの方々に歌をお聞かせしたくて歌手になりましたが、残念なことに音楽をお聞かせできるチャンスは多くはなかったんです。それが本当に悲しくて憂鬱でした。2~3年くらいお目にかかれる機会がなかったし、本当に大変でした。友達にもしょっちゅう会えなくて、そんないろいろな感情を全部ひとりで胸に秘めていたんです。」

ソ・イングクにとって、「ラブレイン」のオーディションは最初のターニングポイントになった。 彼は、今でも演技のスタート地点になった「ラブレイン」を特別な作品として挙げたりする。演技の経験がなかった当時は、セリフを言う瞬間に「学芸会の舞台に上がった感じでした」と回想したりした。「ラブレイン」での始めてのセリフもはっきりと記憶している。当時、一緒に出演したユナ(少女時代)のことを、「あの子がうちの学校のクィーンか?」というなまりのセリフだった。ソ・イングクは、そのセリフひと言で、それまで積もっていた感情が全部きれいに解消される感じがしたと打ち明けた。

「間接的に感情を解消できたようです。2年間、感情を偽って暮してきたようです。もちろん演技も僕自身を偽る行為ですが、感情的に何かを表現したということで胸がすっきりしたようです。その後、本当に生きているような気がしました。演技がとても楽しかったし、この現場で僕が必要な存在だということが全身で感じられました。誉めらるととてもうれしくなるのでもっと演技に集中するようになりました。たくさんの作品をしながらたくさんの方々が褒めてくださいます。その度にほんとうに大きな力になります。」(2ページに続く)

2016.12.06