「コラム」日本と違う韓国のビックリ/第26回/今もコリアンタイムが通用する?

2017.11.14

 

コリアンタイムの本質

旧暦は、農耕社会には便利な暦である。

それなのに、日本は明治維新後に新暦に変えて、現実の季節感と暦にギャップが出るようになった。

韓国は今でも旧暦が基本。正月は「旧正月」であり、お盆も「旧盆」である。

この「旧盆」のことを韓国では「秋夕(チュソク)」と言い、旧暦の8月15日が該当する。新暦だと9月下旬頃になる。

つまり、日本と違って韓国では、正月と盆が1カ月以上も遅れてやってくるのである。これこそが究極のコリアンタイムではないか。

旧暦が便利な農耕社会では、なにごとも時間どおりにならなかった。それだけに、悠長に時が来るのを待つ習慣が根づいた。それこそがコリアンタイムの本質かもしれない。

いちはやく旧暦を捨てた日本は、季節感が合おうが合うまいが、暦の通りに動かざるをえなかった。それに日本的な細かさが加わって、時間にきっちりするようになったのではないか。

そんな気がしてならなかった。

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