「BIGBANG MADE」、映画なのかコンサートなのか「BIGBANG MADE ③」

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映画のようだがコンサートでもある。ドキュメンタリー形式でグループBIGBANGの公演と舞台裏の日常を盛りこんだ「BIGBANG MADE」は、コンサートと映画をミックスした。BIGBANGの率直な話を聞いているうちにいつのまにか劇場が公演場に変わる。
「BIGBANG MADE」は、28日に試写会を通じて初公開された。13か国、32都市で約150万人を動員した「MADE」コンサートの340日間の記録だ。舞台裏のBIGBANGを見ることができるという点でも印象的だが、何よりドキュメンタルリアリティーにコンサートをミックスしたという点が面白い。公演を見ていると、一緒に金色の波に溶け込んでしまいそうな雰囲気だ。

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「BIGBANG MADE」は、公演全体をスリーカム(Three CAM) で直接撮影して完成した。劇場の正面スクリーンを両側の壁面まで確張して3面で鑑賞することができるスクリーンXも準備している。 それで映画の中のBIGBANGのコンサートはより実感があり、スクリーンの熱気が客席にもそのまま伝わった。もちろん現場のファンの反応もいきいきと伝えられた。
BIGBANGは、この映画で様々な姿を見せてくれた。コンサートの準備過程から控室でのラフな様子、BIGBANGを作って来たスタッフとメンバーのお互いに対する思いなどが多様に盛り込まれた。圧巻はスクリーンXで見るコンサートシーンだ。

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「FANTASTIC BABY」、「LIES(嘘)」、「チョルオ(ZUTTER)」、「GOOD BOY」、「SOBER」など沢山の公演シーンが収められたが、3面スクリーンでの上映は公演を見る楽しさが2倍になる。客席がまるで黄金色の波の中央に位置したように鮮やかで、いっそう特別な気分になる。
映画だが、コンサートのようだった理由は多くの公演ステージが中間に挿入されたからで、これをライブのように作ってくれた3面スクリーンでの上映が大きな役目をしたことも事実だ。華麗なパフォーマンスを誇るBIGBANGのツアーのビジュアルを最大化するグラフィック要素を追加した。それれほど念には念を入れて完成した映画だ。
劇場でのいきいきとしたBIGBANGの公演を鑑賞できるというだけでも「BIGBANG MADE」の価値は十分だった。

2016.06.29