俳優チャン・グンソクら、4人の男たちの悔いのない熱演!「テバク」

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「テバク」の4人の男優が悔いのない演技力で12週間の熱演を終えた。
SBSの月火ドラマ「テバク」は、14日に最終回である第24話を最後に終映した。反乱を起こしたイ・インジャ(チョン・グァンリョル)の最後と民の尊敬を受けるテギル(チャン・グンソク)と王英祖として君臨するヨニン君(ヨ・ジング)の様子が描かれた。

イ・インジャは、牛が彼の肢体を引き裂く苦痛の中でも「イ・インジャが、いつかはこの腐りはてた国でお前たちより100倍も1000倍も必要な人間だと分かるだろう。私は決して死なない」と叫んだ。すべての事件が収まった後、テギルは婚礼を控え、英祖はひとり残って孤独に王座を守った。テギルと英祖兄弟が野原で再開したシーンで幕を降ろした。

「テバク」では、特に男優の演技力が素晴らしかった。30歳での作品なので自身のターニングポイントになるだろうと言ったチャン・グンソクと、成人して初めてのドラマであるヨ・ジング、自身のキャラクターをベテランらしく消化したチョン・グァンリョルとチェ・ミンスの4人の男優の熱演が輝いた。

久しぶりにドラマに出演したチャン・グンソクは、「30歳になって初めての作品だ。今までの自分を全部捨てて新しい何かを加えることができる作品になると思います」と言ったことがある。その言葉通り彼は、前作と違ってイケメンのイメージを完全に捨ててテギルを演じた。生きた蛇をかみちぎったり、ぬかるみを這うなど体で苦労する演技や民のための国を作るという決心でどんどん変わっていくテギルの成長期を描いた。ヨ・ジングとの兄弟の演技、王の血筋でありながらアイデンティティを悟るなど演技以外は気にならなくさせた。

ヨ・ジングも、ヨニン君が英祖になって行く過程で立体的な感情をうまく演じた。下働きの女の息子だというコンプレックスがあるヨニン君として父である肅宗(チェ・ミンス)に完全に抑えられている時は弱々しい面を見せたが、後半部に入って冷徹になっていく様子を描いた。最終回では、周囲の人が皆死んで孤独になる英祖の姿が印象的だった。

チャン・グンソクとヨ・ジングだけでなく、忘れることができないのはチョン・グァンリョルとチェ・ミンスだ。 チョン・グァンリョルは平等な社会を作るために王家を滅ぼすイ・インジャ役を演じた。自分の作ろうとする世の中が完壁だと信じるイ・インジャは、王世子の前では忠誠をみせるが、後になって反乱を企てる両面的な部分を熟練した演技力で完成した。何度危機が訪れてもしつこいほどに生き残って反逆をはかるイ・インジャとして一貫性のある演技を披露した。

チェ・ミンスの肅宗は、過去見たことがない強力な王を演じた。今まで多くの時代劇で肅宗はだいだい優柔不断な姿に描かれたが、「テバク」でチェ・ミンスが描く肅宗は野獣のような荒々しい王だった。鋭い目つきと殺伐な雰囲気は、肅宗という人物としてもまた多くの作品に出てくる朝鮮の王としても空前絶後のキャラクターだった。そんな特別なキャラクターがよく似合うチェ・ミンスという俳優に出会って全く新しい人物が誕生した。

2016.06.15