「取材レポ」Jun. K (2PM)初ダニエルを熱演!舞台稽古を公開!黒岩神奈川県知事、李駐横浜大韓民国総領事が初日公演を観劇

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 前回青山劇場に4万人を動員した衝撃のミュージカル「Jack the Ripper」がさらにスケールアップし、11月4日(月・祝)横浜に待望の再上陸を果たした。

1888年、英国で発生した連続殺人事件、“切裂きジャック”を題材に既存のミュージカルには見られなかった新しいスタイルで韓国ミュージカルの地平を広げる起点とったミュージカル「Jack the Ripper」。

2009年の初演以来、4年間絶えず再演を繰り返し、昨年の日本公演で日本の観客から爆発的な好評を得たことで、グローバルな作品としての地位を築き上げた本作に2PMのJun. Kが主人公ダニエル役に抜擢。

公演初日の11月4日(月・祝)、横浜・KAAT神奈川芸術劇場にてダニエル役のJun. K、殺人鬼ジャック役のキム・ボムレ、捜査官アンダーソン役のキム・ジュンヒョンらが舞台に登場し、公開舞台稽古が行われた。

外科医ダニエルに扮したJun. K、アンダーソン捜査官役のキム・ジュンヒョン、ロンドンタイムズの記者モンローを演じたイ・ヒジョンが舞台に登場し、二幕がスタート。

 

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19世紀当時の英国紳士の衣装で診察カバンを手にコートを翻し、白衣と手術道具を使い外科医としての存在感を現したJun. Kは、ミュージカル俳優のスタートとなった「三銃士」の青年ダルタニャンから、正義感溢れる外科医へと渾身の演技で華麗な変身を遂げた。

厭世主義の捜査官アンダーソンを演じたキム・ジュンヒョンは、劇団四季出身の日韓で活躍する人気ミュージカル俳優。

本公演ではJun. Kとの共演がない為、二人の共演が実現した舞台稽古はプレミアものといってもいい。

中でも闇の世界に生きる殺人鬼ジャックを演ずるキム・ボムレはそのずっしりと重く、根底から響くような重低音ボイスを観客の心の奥底まで届け、迫力の演技と歌声で人々を圧倒した。

殺人とその裏の残酷な秘密を通じて人間の死と愛の悲劇を描いた本作で舞台に暗く、重い雰囲気が漂う中、イ・ヒジョン扮する記者モンローのコミカルな演技が光る。

 

アンダーソン役のキム・ジュンヒョンとのテンポの良い掛け合いも見所の一つといえよう。

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また、闇に満ちた愛を表現したダニエルとグロリア、アンダーソンとポリー、この熱く、切ない二つの愛のシーンは観ている者の心を掴んで離さない。

大がかりな舞台とスピーディーに回転する舞台装置、そしてアンサンブルによるシーンに合った小物を駆使したダンスパフォーマンスなど、圧巻の舞台演出と緻密なストーリー展開、そして観客の心を揺さぶる雄壮なミュージカルナンバーが「Jack the Ripper」の世界へと誘う。

 

実力派が脇を固める中、全身全霊でダニエルを演じたきったJun. Kから「今回はミュージカル『Jack the Ripper』のダニエル役を演じることになりました。日本で、ミュージカル俳優として皆さんに舞台を披露するのは今回が2回目となりますが、良い演技をお見せできるように頑張りたいと思います。愛を追う者ダニエルを楽しみにしていて下さい」とコメントが届いた。

韓国公演に引き続き、出演するソンミン(SUPER JUNIOR)、ソン・スンヒョン(FTISLAND)、チ・チャンウク、そして今年2月のクモ膜下出血の手術からの復帰第一作となるアン・ジェウクがダニエルを演じる。

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ジャック役をシン・ソンウ、キム・ボムレ、チョ・スンチャン、アンダーソン役にイ・ゴンミョン、ミン・ヨンギ、キム・ジュンヒョン、パク・ソンファンなど豪華俳優陣の競演が実現。

初日公演には今年8月の「三銃士」で、日本のファンにもお馴染みとなったオム・ギジュンがダニエル役で登場。

 

現在、横浜市で開催中の音楽フェスティバル『横浜音祭り2013~音楽の海へ~』(9月20日~11月30日)に参加中のミュージカル「Jack the Ripper」。

黒岩祐治(くろいわ ゆうじ)神奈川県知事と李壽尊(イ・スジョン)駐横浜大韓民国総領事が同日の初日舞台を観劇。

公演終演後、オム・ギジュンらメインキャストが迎える中、黒岩神奈川県知事、李総領事が舞台に登壇。

 

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記者モンロー役のイ・ヒジョンが出演者を代表して、「熱いご声援をありがとうございました。美しい港町、横浜で『Jack the Ripper』の公演をさせて頂き、俳優の一人として、大変うれしく思っています。今日開幕しまして、これから35回の公演があります。これからも韓国の情熱を皆さんにお伝えできるように、最善を尽くすことを約束いたします」とあいさつ。

 

黒岩神奈川知事は「私は日本の知事の中でミュージカルが一番好きな知事だと思います。私自身、大学時代にミュージカルを演じていましたし、プロデュースしたミュージカルが15年間続いています。ブロードウェイミュージカルや日本のミュージカルなど、たくさんのミュージカルを観てきましたが、その中でも皆さんのミュージカルは世界最高レベルでした」と絶賛。

 

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李総領事は「横浜で韓国の『Jack the Ripper』が公演できたことを皆さんに感謝したいと思います」と感謝の言葉を述べ、「日本と韓国の交流の歴史は二千年を超えています。韓国のミュージカルが横浜で日本の方々に愛されることは日韓交流に於いても大事な役割だと思います。このような歴史的な役割に最善を尽くしてもらい、もっともっと日本の方々に愛されるように願っています」とあいさつした。

続いて、キャストからは観劇のお礼として初日公演のキャスト全員のサインが入ったポスターを贈呈、最後に全員で記念撮影を行い、初日公演の成功を祝った。

ミュージカル「Jack the Ripper」は11月4日(月・祝)から11月30日(土)までKAAT神奈川芸術劇場で上演される。

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<ストーリー>

1888年ロンドン。

捜査官アンダーソンは売春婦だけを狙う、「ジャック・ザ・リッパー」と呼ばれる殺人鬼を追っていた。 アンダーソンは、その残忍な手口のため、マスコミには非公開で捜査を進めようとする。 しかしロンドンタイムズ紙の記者、モンローはジャックに関しての スクープ記事を書くため、 アンダーソンに接近する。 麻薬中毒者で金が必要なアンダーソンは、モンローの口車に乗せられ、情報提供して対価を得る取引に同意してしまう。

 

4回目の殺人が起こったある日、アンダーソンの前に犯人を知っているという人物が現れる。 彼は、7年振りにアメリカからロンドンに渡ってきた外科医ダニエル。 ダニエルと元売春婦のグロリアにはジャックとの因縁があった…。

 

数日後、事件がますます混迷の度合いを深めていく中、 アンダーソンは囮捜査を計画するが、ロンドンタイムズ紙の1面に「ジャック・ザ・リッパー」の殺人予告の記事が掲載される。 そして、アンダーソンと彼のかつての恋人だったポリーまでも、 予期せぬ事件に巻き込まれる…。

果たして、殺人鬼「ジャック・ザ・リッパー」の正体とは…?

そして本当の目的とは…?

 

取材:Korepo(KOREAREPORT INC)

 

*ミュージカル「Jack the Ripper」公式ホームページ:http://jack-the-ripper.jp/

 

 

 

 

2013.11.05