「取材レポ」pixy“大人になったいたずらな妖精が2年ぶりにファンの元に舞い戻る！ ”「pixy 14thLIVE&TALK」開催！

2月28日(土)、東京・新宿GLAMSTEINにてpixy（ピクシー）が約2年ぶりとなるLIVE公演「pixy 14thLIVE&TALK」を開催した。いたずらな妖精pixyから大人になったジェヒの約2年ぶりとなる公演とあって、ライブハウスには熱心なANGEL（pixyのファン）たちが集結。
卓越した日本語能力と甘く透き通った歌声で女性ファンを魅了するpixyは、2010年10月、徳間ジャパンより1stミニアルバム「You are not alone」でメジャーデビュー。除隊後はドラマ「ホテルキング」などの挿入歌「사랑한단 말(愛してるという言葉)」を作曲、2AMのチャンミン、ジヌンが歌うなど韓国で音楽家活動を続けている。
照明が落とされると、スクリーンにファンに向けてのメッセージが映し出されライブがスタート。ロングジャケットを羽織ったpixyがステージに登場すると、「あいしてる」「あふれる言葉」を2曲続けて歌い、ファンへの思いをメロディに乗せた。長い間待ちわびていたファンはpixyに温かい拍手を送った。

「こんにちは、pixyのジェヒです。久しぶりですね」とあいさつすると、ファンからは「ジェヒオッパー！」「何年ぶり〜？」などと声がかかった。日本語が堪能なpixyは笑顔でファンの言葉に耳を傾けながら、「（歌っているときに）泣いてくれている方もいらしたんですけど、花粉症？」と笑いも交え、アットホームな雰囲気でステージを進めていく。
「ちょっと暑いから…」と上着を脱ぎ、カジュアルな黒のトップスになると、ファンとの距離もさらに縮まる。韓国で作曲家として活動していたため、なかなか日本に来れなかったことについて、「日本を忘れてはないです（笑）これからいっぱい来るから！」とファンに約束。ドラマ「ホテルキング」の挿入歌「사랑한단 말(愛してるという言葉)」について話が及ぶと、「聴きたい！」というリクエストに応え、1フレーズ歌って見せる場面もみられた。
新曲「愛って本当に卑怯だ」や「you are not alone…」など美しいバラード曲でファンの心を掴むと、ミドルテンポの楽曲「出会い」や新曲「ボクラ」も披露。ファンは手拍子やペンライトを振ってpixyのステージングに応じた。
「僕と楽しむ準備はできてますか！」とpixyが声をかけると、中盤ではファンにおなじみのMCが登場し“1分間でpixyがいくつ当てられるかゲーム”が行われた。抽選で選ばれた5名のファンが擬音語やジェスチャー、歌、絵、単語などでお題を表現し、pixyがそれを当てるというもの。pixyは「難しいな〜」と悩みながらも真剣にクイズに挑戦。一生懸命伝えようとするファンに、周りのファンも一緒にヒントを与えるなど、会場は和やかなムードに包まれた。優勝者にはうれしい2ショット撮影が贈られ、また選ばれたファンにもpixyからミニギフトが手渡された。

ゲームでpixyとファンとの距離がさらに近づき、場が温まったところで、ドラマ「49日(原題)」の挿入歌「3度目の涙」や、大好きな歌だという清水将太の「あいしてる」を歌い上げ、再びファンを魅了。響き渡るその甘い歌声にファンはうっとりと聴き入った。
トークでは「カラオケ行ったりしますか？」と問いかけるpixyに、ファンが「行かない」と答えると、「それじゃあ話が終わっちゃう（笑）」と笑顔で突っ込みを入れる。カラオケに6時間いたこともあるというpixyは、「大きい声を出してストレス解消した方がいいと思いますよ」とファンに勧め、「（カラオケでは）自分の歌はあまり歌わないです。自分の曲を誰かに歌ってもらって聴くのが好きだ」と明かした。
そして「次の曲で皆さんと一緒にストレスを解消したいと思います。かけ声忘れた？」とpixyが言うと、「忘れた〜（笑）」と明るく答えるファン。「これからいっぱい来るから（笑）」となだめると、終盤はファンもオールスタンディング。pixyの心配もよそに「光のキセキ」ではかけ声もバッチリ決まり、そんなファンの姿をうれしそうに見つめながら歌うpixy。最後は「MUSIC TRAIN」で盛り上がりも最高潮のまま、pixy は「ありがとうございました」とあいさつして、ステージを後にした。
終演後はpixyがファンを握手で見送り、2年ぶりのLIVE&TALKは幕を閉じた。終始アットホームな雰囲気で行われたライブ。ファンとpixyの再会もそう遠くはないだろう。